京都大学/東京工業大学 首藤研究室

2023年度 演習成果発表会

首藤研究室の新メンバが春から夏にかけて取り組んだ演習の成果を発表します。

キーワード:ブロックチェーン、ソーシャルネットワーク分析

参加申し込み不要です。

予定していた万さんの発表2件は、後日、研究室内で行うこととしました (8/10)。

■プログラム

■講演

<ブロックチェーン>

林 駆 (修士1年) 「Simblockを用いたSelfish miningのシミュレーション」

自身の生成したブロックを他のブロックが生成されるまで秘匿するselfishなnodeが一定割合存在するときのネットワークのふるまいをシミュレーションし、評価した。

増田 真之介 (修士1年) 「ハッシュレートに応じた難易度調整によるフォーク率の変化」

全体のハッシュレートが急激に上昇,減少した時にそれに応じて難易度調整の変更幅を変化させた時のフォーク率をシミュレーションする。

中井 大志 (修士2年) 「ブロックサイズの変更とブロック生成間隔の変更がフォーク率に与える影響の比較」

ブロックサイズを大きくすること、ブロック生成間隔を小さくすることは、両方ともスケーラビリティの向上に寄与するが、その際、どちらのほうがフォーク率に影響を及ぼすのかシミュレーションする。

<ソーシャルネットワーク分析>

廣中 詩織 (助教) 「Mastodonの日本二大インスタンスの基礎分析」

日本の二大Mastodonインスタンスであるmstdn.jpとpawoo.netのタイムラインを5月初めから収集しはじめた。日本を代表するインスタンスの利用状況や、日本のMastodonユーザの活動状況を集計し、報告する。

林 駆 (修士1年) 「Mastodonのトピック抽出とインスタンス間の比較」

BERT、c-TF-IDF、hdbscanを用いたトピック分析のOSSであるBERTopicを用いて、Mastodonのトピックを分析し、インスタンス間のトピックの類似性を評価した

増田 真之介 (修士1年) 「MastdonJPネットワークにおけるユーザーのコミュニティ抽出」

Mastdonユーザーのプロフィール文をベクトルに直して類似度によってネットワークを作成し、コミュニティ抽出をする。抽出されたコミュニティからマストドンユーザーの傾向を知る。

長谷川 毅 (修士1年) 「Mastodonにおけるグラフ分析とグラフサンプリング手法について」

Mastodonにおいてフォローフォロワーグラフの分析を行い、それに伴うグラフサンプリング手法の比較、分析を行う。

■過去の演習成果発表会